先日、ようやく「インサイドWindows 第7版」の上下巻が揃いました。日本語版で上巻は 2018年に発売していましたが、下巻が 2022年9月 (先月) に発売されたので、4年越しで完結という状態です。内容としては Windows10 / Windows Server 2016 までの情報を取り扱っています。
インサイド Windows 第7版
前回の第6版は Windows7 までの範囲だったので、今回Windows10 まで内容が盛り込まれています。そのため、仮想化テクノロジの話やストアアプリ関連で新しい解説がなされています。
一方で、両者を見比べてみると章のいくつかが消えています。技術的に古くなった、廃止された、などで削除になったのならまだわかるのですが、意外とまだ通用する話が消えているので残念です。私が真っ先に気づいたのはストレージ管理のあたりです。ダイナミックディスク関連消えています。ファイルシステムについては第7版でも記載があるので、ファイルシステムの入れ物としてのボリュームやディスク管理の話は、残っていてほしいところでした。
そういったわけで個人的には、第6版もまだ重要と思っています。第7版を買ったから捨てるかなと当初思っていたのですが、まだ手元に残すことにしました。 Windows は歴史が長い分、すべての情報を1冊にまとめておくというのは難しいのでしょう。今でも十分分厚いですし。
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