2023年 5月20日から開催される技術書典14 に参加します。5月21日 (日) は池袋サンシャインシティにてオフライン開催されるので、そこにも参加します。このときの配置場所は 「あ22」です。
新刊情報
所属するサークルからは2種類の新刊を頒布します。私の担当分は前者の冊子です。
イマドキのSBCで作るテレビ録画システムのすすめ
ラズベリーパイ4 (Raspberry Pi 4)でアニメ録画をする書籍がありましたが、あれと似たようなことをイマドキの SBC (Single Board Computer) で作っていきます。ここでいうイマドキの SBC とは、昨年から流行り始めている Orange Pi 5 や Rock5B を指しています。RK3588 系列の SoC を採用したものが増えてきていますので、これを活用してみよう!という試みになります。
SBCを使うので PC を使うよりもコンパクトに構築できますし、RK3588 に搭載されているハードウェアエンコーダーを有効にしてエンコードをしたり、状態を見るためのダッシュボードを作ったりと、本格的なシステムを作っていきます。しかし、大変な作業の箇所は既に用意したものを利用するので、簡単に作っていけるよう配慮をしております。
目次
- はじめに
- ハードウェアの準備
- OrangePi5/Rock5 ModelB
- ICカードリーダーとBCASカード
- TVチューナー
- ACアダプター
- 他に必要なもの
- システムのセットアップ
- Mirakurun のセットアップ
- Mirakurun とは
- チューナーのセットアップ
- ICカードリーダーをセットアップ
- Mirakurun コンテナをセットアップ
- Mirakurunを起動
- EPGStation をセットアップ
- Node.js のインストール
- PM2のインストール
- データベースの準備
- ffmpegのインストール
- EPGStation のインストール
- EPGStationの動作チェック
- エンコード環境の構築
- ハードウェアエンコードを使う理由
- カスタム済みGStreamerをインストール
- エンコード用スクリプトの準備
- EPGStation からのエンコード設定
- モニタリングと運用
- 状態監視ダッシュボード
- InfluxDB と Grafana のセットアップ
- 状態チェックスクリプトの配置
- ダッシュボードの設定
- 運用の前に環境の仕上げ
- 運用開始~ダッシュボードの見方
- あとがき
サンプル
最大の売りは、この冊子のためにチューナーのドライバを改良して、新規デバイスに対応しております。ここで対応した新規デバイスは以下のものです。
Power Automate ではじめるローコード開発サバイバルガイド
Microsoftの Power Automate を知っていますか? 業務プロセスの自動化のための RPA サービスと表現されるようですが、要は「業務の自動化」をするためのツールです。これを使って、できるところから楽をしていきましょう。
本書では触ったことのない人に向けての導入から、中級者に向けて技術的負債にしないローコード開発の指針について説明していきます。
目次
- はじめに
- 職人芸では終わらせない
- 本書で伝えたいこと
- Power Automate のおさらい
- Power Automate とは
- Power Automate と Power Automate Desktop
- 必要なライセンス
- はじめてのフロー作成
- トリガーとアクション
- コネクタ
- フローデザイナーを使いこなす
- デバッグ時に役⽴つ機能
- より⾼度な機能
- Power Automate によるローコード開発の心得
- ローコード開発とフツーの開発の違い
- Power Automate の特徴
- Power Automate が適していること
- いきなり難しいことに挑戦しない
- 分かりやすい名前を付ける
- フローを⼩さく保つ
- フローを読みやすく保つ
- ループを避ける
- 多数のアクションをまとめて移動する
- フローの所有者を複数ユーザーにする
- Excel を避ける
- フローに使うパラメーターを分離する
- 「通知する」フローの制作
- 通知フローの⽬的を決める
- 通知フローの仕様を決める
- 通知フロー⽤のアイテムリストを定義する
- 通知フローを編集する
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